マジックジャンパー理論⑤ 腰痛トラブルを改善する「仙腸関節理論」

マジックジャンパー理論の仙腸関節理論は、腰のトラブルを軽減させ、姿勢改善やパフォーマンスアップを行うための技術です。仙腸関節を締める唯一のアプローチ理論です。

仙腸関節とは

仙腸関節は脊柱と骨盤をつなぐ唯一の関節で、背骨の土台となる荷重関節です。この関節は、重力による体の重さと床からの反床力ら力がかかるため、従来は「不動関節」と呼ばれ動かないものとして考えられていました。

しかし、この関節も他の関節構造と同様に、仙骨と腸骨面の凸凹が合わさる形で構成されており、動く構造になっているのです。

この関節は例えるならドアの蝶番の役割と同様で、きちんとしまっていることで初めてスムーズに動きます。もしそのドアの蝶番がゆるんでしまうと、ドアは「ガタガタ」と引っかかりスムーズに開け閉めができません。

仙腸関節も同様に、緩んでいるとスムーズに関節運動が行えないのです。さらに脊柱と骨盤を連結するの緩みは、土台の役割を失い腰が不安定になるのです。

腰痛の発生原因は仙腸関節の緩み!?

二足歩行する人間の腰には常に荷重がかかるため、しっかりとした土台と脊柱アーチが形成されていないと、その荷重はストレスとなり腰部のトラブルを引き起こすのです。


脊柱アーチと仙骨の傾きの関係

脊柱アーチの形成は、仙骨の傾きに大きく影響を受けます。仙骨の傾きと脊椎アーチ形成の崩れもこの仙腸関節の緩みが大きく関係しているのです。

こちらの図は、仙骨の傾きと脊椎アーチの歪み(崩れ)の関係を、わかりやすくモデル化したものです。

図のように、仙骨がお腹側に傾くけば傾くほど、骨連動によって脊椎アーチの歪みも大きくなります。

  1. 仙腸関節が緩む
  2. 仙骨が傾く
  3. 脊椎アーチが歪み、崩れる
  4. 身体のトラブルが発生する

仙腸関節の状態

写真 A, B は同じ人のレントゲン写真です。

A・・・仙腸関節が緩んでいる状態

関節の緩みにともない仙骨が前方に傾き脊柱アーチが崩れる。
結果、腰椎の前湾が強くなっている。
⇒荷重が腰部のストレスになる

B・・・仙腸関節がしまっている状態

関節がしまると仙骨が適正な位置に支持され理想的な脊柱アーチが形成される。
⇒荷重が腰部のストレスにならない

仙腸関節は緩むもの。そして、締めにくい

本来、仙腸関節はきちっとしまっていないといけません。しかし、運動を繰り返すことで関節に緩みが生じるのです。

例えば、ドアの蝶番も長年開け閉めを繰り返すと緩んでしまいます。ドアの蝶番も緩んだら外部からしめます(ネジまわしなど)。

仙腸関節もこれと同様に長年運動すると緩みが生じてしまうのです。しかし、仙腸関節は自分の意思ではコントロールできないため意図的にしめることができないのです。仙腸関節も外部からしめるアプローチしないとしめることができないのです。

仙腸関節を効果的にしめる方法

仙腸関節は関節面に対し、約45°方向に力を加えることでしまる構造になっています。この関節を「しめる」理論、技術を総称し「仙腸関節理論」といいます。

仙腸関節理論
(※腰の運動とパフォーマンスの向上は今後作成予定)

仙腸関節がしまると腰の運動がスムーズになる

ドアの蝶番がきちっとしまっているとスムーズに開け閉めができるのと同様に、仙腸関節もきちんとしまっていることで腰の運動がスムーズに行えるようになります。

腰の運動がスムーズに行えることは、日常生活動作を快活にし、スポーツパフォーマンスの向上にもつながるのです。

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